りぼん

1995年度 乙女ちっく少女まんがピックアップ

八月号

こんな恋のアプローチ(葉月みどり) ■よみきり■

杉浦菜々ちゃんはとっても活発な女の子。でもちょっとでもケガをすると保健室へ飛んで行きます。菜々ちゃんは保健委員の吉岡くんの事が大好きだったのです!ケガをするたびに吉岡くんにお手当てをしてもらうバンソーコ作戦だったのです。でもとってもかわいい後輩の女の子を見て、自分もおとなしく女の子らしくしようと決心して外で遊ばないように我慢していました。でもケガをしなくなったため吉岡くんはなんだか物足りなさそうです。体育の時間、忘れ物を取りにきた菜々ちゃんは吉岡くんの服のボタンが外れそうだったのでこっそり縫ってあげたのでした。でもぉ菜々ちゃんは裁縫があんまり得意ではないため綺麗にはつけられませんでした。後輩の女の子がボタンが変なので付けなおしてあげると吉岡くんに言っているのを聞いてしまい菜々ちゃんは逃げ出してしまいました。吉岡くんは自分のボタンを手にケガをしても縫ってくれたのが菜々ちゃんだとわかり、自分がバンソーコを持ち歩いているのは菜々ちゃんのためだと言ってくれるのでした。★★★★


ないしょのプリンセス(水沢めぐみ) ■連載5回■

安東さんが思い出のヒヨコのキーホルダーを欲しいと言いました。このままでは・・・と思った奏ちゃんは自分も欲しいといってジャンケンで決めることにしたのですが、負けてしまい思い出のキーホルダーは安東さんのものになってしまいました。事情を知った依ちゃんや隆一郎くんが取り返してきてあげると言ってくれるのを奏ちゃんはとめるのでした。学校の階段から落ちそうになったところを航生くんが助けてくれて真剣な顔で奏ちゃんのことを心配してくれるのでした。奏ちゃんは無事でしたが航生くんの服が破れてしまったため、奏ちゃんは服を繕わせて欲しいと頼み込みました。二人っきりでとっても良い雰囲気になったところへ隆一郎が入ってきて・・・奏ちゃんの心臓はドキドキしたまんまです。みんなで約束したお祭りの日に航生くんが来ません。航生くんが急に北海道にいる沙織さんのところに行ったと知って、奏ちゃんはとても悲しいキモチになるのでした。でも航生くんは北海道で沙織ちゃんに好きな女の子がいるのでもう付き合えないと言うのでした。す、すごい!どろどろの三角関係か?(笑)めぐたんの描く奏ちゃん、かわいいですねぇ。★★★★


九月号

ベイビィ★LOVE(椎名あゆみ) ■新連載■

有須川せあらちゃんは小学6年のかわいい女の子。・・・ママは海外赴任しているパパのところへ行くことになったのですが、せあらちゃんには日本でどーしてもかなえたい夢があるので一人で残ると言い出すのでした。4年前にホームパーティに来た男の子、柊ちゃん(柊平)に一目ぼれして(おいおい)、大きくなったら来いよ!と言われたので・・・急いでおおきくなっちゃったのだそうです(そんな馬鹿な・・・笑)。あ・・・でもぉ柊ちゃんはあと6カ月で全寮制の高校に行ってしまうというのです。せあらちゃんに残された時間はあとわずかしかありません。瀬戸さんの家でお世話になることになったものの、柊ちゃんの妹、小春ちゃんはどーやら敵にまわってしまうと知ってせあらちゃんは態度が豹変・・・脅しをかけます。・・・なんて小学6年生、おませすぎるぅぅ・・・(笑)!★★★★


ナースエンジェルりりかSOS(池野恋) ■連載9回■

「りりか一人で戦うなんてかわいそうだ!オレがりりかの盾になる!」きゃー!星夜くーん、かっこいい!ナースエンジェルだとばれてしまっても、それが星夜でよかった、と素直に思えるりりかちゃん。ちょっとずつ先輩よりも星夜くんがずっと自分の側にいて支えていてくれたことを気づきはじめた・・・ようです。こういった描写が乙女ちっくですよねぇぇ。★★★★


花を咲かそう(あいざわ遥) ■よみきり■

加納琴ちゃんはずっと前から目をつけていたかわいい花屋さんで花を買ってみたいと思っている女の子です。そのお店はクラスメートの三木本くんのお家で、身長の大きい三木本くんが店員をしていたのです。クラスでは無愛想な三木本くんは売り物ではない、まだ花の咲いていない鉢植えをくれたのです。クラスで園芸部のアンケートを集めようとしても気が弱くて声の小さな琴ちゃんの話を誰も聞いてくれません。そんなとき三木本くんは「聞けよ!」と言って助けてもくれたのです。アンケートの彼女に贈る花はなんですか?と言う問いかけに対してぶっきらぼうにアスターだと言います。琴ちゃんは三木本くんが無口で無愛想にみえるけれどもきっとすごく優しい人だと思うようになるのでした。もらった鉢植えは綺麗なアスターの花を咲かせました。三木本くんにどうしても逢いたくなった琴ちゃんは咲いたアスターを持っていって三木本くんのことが好きみたい、と告白すると、俺もって言ってくれるのでした。・・・・きゃぁぁぁいやぁぁん(笑)。もうあいざわ遥ちゃん独特の恥ずかしさが鉢植えに咲いているようです。たまりませんねぇ。★★★★★


ないしょのプリンセス(水沢めぐみ) ■連載6回■

奏ちゃんは航生くんと遊んだ公園でぼーっとしていると、航生くんが北海道から帰ってきて目の前にいるではないですか。航生くんは安東さんから返してもらったひよこのキーホルダーを見せて、北海道にいる沙織ちゃんにはっきりと「好きな女の子がいる」と言ってきたと言います。奏ちゃんはドキドキしながら、「好きな子って・・・」と聞くと、「おまえに決まってるだろ・・・」と優しく言ってくれるのでした。めぐたんのまんがを読み続けていると、ずっとずっと、ずぅぅぅっと、こういった両思いになるシーンを見れるんですよねぇ、いいなぁ。★★★★★


十月号

ないしょのプリンセス(水沢めぐみ) ■連載7回■

航生くんとなかよしに戻れた奏ちゃんはごきげんです。ひよこのキーホルダーを安東さんから取り戻したのは隆一郎だったのですが、実はキーホルダーが航生くんの妹の物だと嘘をついてかわりにネックレスを贈っていたのです。今度の文化祭では航生くんと奏ちゃんは劇グループで、白雪姫をやることになりました。ふたりにとっては初めてキスをした思い出の劇だったのです。二人で手をつないで歩いているところを奏ちゃんのおかあさんに見られてしまって、もしも航生くんとつきあったりしたら即転校させると脅されてしまいます。航生くんのおかあさんも奏ちゃんのおかあさんと仲が悪いため、ふたりが付き合っていることは秘密にしなくてはいけなさそうです。そんな話をしているところを安東さんに見られてしまいました・・・。★★


内気なPOLICE(藤馬かおり) ■連載5回■

甲斐麻人くんは小山内巴里ちゃんのことが気になって気になってしかたありません。でも巴里ちゃんは芦原先輩のことが気になっているようです。そんなとき電話がかかってきて、未来(みく)ちゃんが誘拐されたというのです。それを聞いた芦原先輩はぷっつん切れてしまいすごいスピードで出て行ってしまいました。未来ちゃんが結婚している芦原先輩の娘だと聞いて巴里ちゃんは失恋してしまいました。巴里ちゃんは麻人くんに自分の芦原先輩へのキモチを気づかれていたと知ると逃げ出してしまいました。麻人くんは巴里ちゃんのことをずっと見ていたので気がついていたのです。あ・・・麻人くん、かわいそぉぉ。でもぉきっと巴里ちゃんと・・・巴里ちゃんと・・・くっつくんだぁぁぁ!ばかやろぉぉぉ!(笑)。★★


十一月号

ケロケロちゃいむ(藤田まぐろ) ■新連載■

ミモリちゃんはかえるの国のお姫さま。お兄ちゃんは魔法を究めるといって旅に出て行ってしまいました。そんなある日、かえるの国へ男の子がやってきました。この男の子はアオイくんといって、お兄ちゃんのいたずらで水に浸かってしまったらかえるになってしまうという魔法をかけられてしまったというのです。優しいミモリちゃんはかえるの国にはきっと魔法をとく方法があるに違いないといってアオイくんと冒険の旅にでることになりました。まぐろちゃんのかわいいメルヘン・・・かなぁ?★★★


ないしょのプリンセス(水沢めぐみ) ■連載8回■

航生くん・・・幼稚園の大騒動のことを覚えてくれていて奏ちゃん大喜び・・・でもぉキスという言葉を出すことができませんでした。幼稚園の頃とは響きがちがうような気がして奏ちゃんは赤くなってうつむいてしまうのでした。劇の本番でたいへんなことが起こってしまいました!隆一郎と奏ちゃんはハプニングキスをしてしまったのです! ・・・すごくかわいそう・・・これっていくらまんがでも乙女ちっくな世界ではかわいそうよねぇ。★★


ベイビィ★LOVE(椎名あゆみ) ■連載3回■

今日から小春ちゃんの学校に行くことになったのですが・・・せあらちゃんは・・・対人恐怖症だと言うのです。とっても背がたかくで綺麗なせあらちゃんですから、クラスメートの女子がいろいろ話しかけたりするのですが、せあらちゃんはカチンコチンになってしまい逃げ出してしまいます。せあらちゃんがみんなから嫌われるように振舞っていたのは、前の学校で自分に親切にしてくれた人がみんなケガをしたりして「疫病神のせあらちゃん」と呼ばれていたからなのです。落ち込んでしまっているせあらちゃんを柊平くんは、いつも明るいせあらでいれば一緒に立ち向かってくれる友達がいっぱいできる、と言ってくれるのでした。小春ちゃんに冷たかったのも実は未来の大事な妹にケガをさせたくなかったからだというのでした。こんなことがあってせあらちゃんと小春ちゃんは仲よしになってしまいました(笑)。★★


天使にあえる場所(渡辺わかな) ■よみきり■

早穂ちゃんの大好きな優しい一穂お兄ちゃんは半年前に亡くなってしまいました。そんな早穂ちゃんの目の前に早穂ちゃんの名前を呼ぶなれなれしい男の子が立っていました。でも・・・なんだか口調がお兄ちゃんに似ています。な、なんとお兄ちゃんが天使になって逢いに来てくれたというのです。そんなことがあって早穂ちゃんは上機嫌です。でもぉこの人はお兄ちゃんではなくてお兄ちゃんの友達の浜口くんだったのです。浜口くんは好きになった早穂ちゃんが元気になって欲しいと思って嘘をついていたのでした。本当のお兄ちゃんじゃないとわかった早穂ちゃんは家にこもってしまいますが、優しくしてくれた浜口くんのことが好きになっている自分に気がつき逢いたくなってきます。川辺に行ってみると浜口くんのまわりには、お兄ちゃんが早穂ちゃんに見せたがっていたお花がいっぱい咲いていてまるで天使の羽のように漂っています。きっとお兄ちゃんが早穂ちゃんとの恋ができないかわりに新しい恋をくれたんだと思うのでした。うーん、やっぱり早穂ちゃんの悲しみや弱みに付け込んでいるとしか思えません。な、なんて羨ましやつだぁぁぁ!(笑)★★


十二月号

ベイビィ★LOVE(椎名あゆみ) ■連載4回■

せあらちゃぁぁぁっぁん!かわいい!・・・さて今回は・・・小春ちゃんに気があるくせに他の女の子にちょっかいを出している二階堂を見てせあらちゃんはプッツン切れてしまい、あんたの好きな女の子は誰?と詰め寄り小春ちゃんのことが好きだと告白させるのでした。そこを偶然小春ちゃんに聞かれて・・・ふたりは晴れてカップルです!さあ、次はせあらちゃんの番ですね!(笑)。きゃははははは、こりゃおもしろいラブコメですね。★★★


魔女のレッスン(松本夏実) ■新連載■

天宮香月ちゃんは15歳、人気占い師「ミセス・ルナ」の娘。同じクラスの内田陽平くんの事が桜の花にからまった香月ちゃんの髪の毛をほどいてもらってから好きになっていました。それなのに陽平くんの前ではなかなか素直になれません。ほどいてもらった髪の毛だってあれ以来のばし続けているのです。香月ちゃんは自分が魔女みたいに魔法が使えたら相思相愛になれるのに・・・と思うのでした。自分には占いの力はないと思って気軽に陽平のことを占ってみると全部あたってしまいます。他の人への予言は外れ、どうやら陽平くんにした予言は・・・あたってしまうようなのです。★★


最初のクリスマス(谷川史子) ■よみきり■

湯泉川紘絵(ゆのかわひろえ)ちゃんはクリスマスイブなのにお兄ちゃんのケーキ屋さんでアルバイトをすることになりました。本当は大好きな清順くんとクリスマスをすごしたかったのですが、清順くんの家が酒屋さんで忙しいというのです。追い打ちをかけるように清順くんも紘絵ちゃんがそんな乙女な柄じゃないと言うのです。清順くんにちょっぴりからかわれた紘絵ちゃんはついつい清順のことがそんなに好きではなかったけど交際をOKしたんだと言ってしまいます。それを聞いた清順くんは買ってくれたケーキを置いて黙って行ってしまいました。ちょっと言いすぎたかな・・・と紘絵ちゃんは清順くんが交際を申し込んでくれた時のことを思い返すのでした。紘絵ちゃんは置き忘れたケーキにメッセージを書いたのですが、ちょっと席を外した隙にお兄ちゃんがそのケーキを売ってしまったのです。紘絵ちゃんは一生懸命ケーキを買ったお客さんを追いかけますが、そんな困っている紘絵ちゃんを助けてくれてケーキを返してもらったのは清順くんだったのです。清順くんは子供っぽく考えもなしにものを言ったことを謝ってくれました。紘絵ちゃんは黙ってケーキの箱をあけると、そこには「ごめん だいすき」というメッセージが書いてありました♪。★★★★


こどものおもちゃ(小花美穂) ■連載17回■

紗南ちゃんの本当の母親が見つかりました。坂井佳子さんといって25歳ですから14歳のときに紗南ちゃんを産んだことになります。紗南ちゃんはたいしたことではないかのように明るくひょうきんに振舞うのでした。佳子さんは結婚していて紗南ちゃんには血のつながった妹がいることがわかります。今度の日曜日に遊園地でまた逢う約束をしました。妹になるまり子ちゃんと楽しいひとときをすごした後、佳子さんは紗南ちゃんといつか一緒に住みたいと言うのですが、紗南ちゃんはきっぱりともう二度と逢わないと言うのでした。でも・・・もし産んでくれなかったら今の自分もいなかった・・・産んでくれたことを感謝するのでした。一方ママも本当のお母さんがあらわれて紗南ちゃんを連れて行ってしまうのではないかとずっとずっと不安だったのです。ママは本当の母親を探し出して、紗南は自分の娘だときっぱりと示したかったというのでした。ママと紗南ちゃんの長くてつらい一日は終り、その日はママと一緒に寝る紗南ちゃんでした。・・・・・あまりにも重々しい、そして結果はわかってはいても感動せずにはいられません。わたしはこういったお話も好きだったのです。★★★★★